人と線路が交差する踏切周辺では、 安心して踏切を横断できるようたくさんの鉄道信号製品が活躍しています。 また、鉄道保安にとって大変重要な「列車の位置検知」には、 実は鉄製の線路そのものがとても大きな役割を果たしているのです。
線路には電流が流れていて、一定区間で絶縁させることで複数の電気回路を構成しています。列車の車輪がその回路を短絡することで位置を検知するその仕組みを「軌道回路」と呼び、その仕組みで列車の位置を検知する装置が列車検知装置です。
現場にある各種装置の動作状況を記録・監視する装置です。離れた場所にいながらにして故障該当装置を特定できるだけではなく、故障前に通常時と異なる動作をしている装置を検知することもできます。迅速な障害復旧や予防保全のために欠かせない重要な装置の一つです。
「踏切障害物検知装置」が障害物を検知した場合、または「踏切支障報知装置（非常ボタン）」が押された場合に発光し、列車の運転手に停止を呼びかけます。 写真のように「点滅形」と「回転形」の２種類あります。
踏切に列車が接近し警報動作が開始した後、踏切内に車両等の障害物がないか赤外線レーザレーダ（LiDAR）を用いることで検知する装置です。
列車の位置情報を受信し、列車が踏切に近づくと道路をしゃ断し安全を確保します。従来はしゃ断かんの水平を維持するためにおもりが必要でしたが、近年では内部機構の改良により省スペース省メンテナンスの「おもり無し（Weight Less）」を実現したＷＬ形が注目されています。
