先輩インタビュー

秋吉 崇充

職務経歴: 入社後、現部署に配属

入社動機

秋吉 崇充

生まれ育った場所や大学は熊本でしたが、就職は全国で考えていました。大学の学内セミナーで大同信号に出会い、安定した業績を残していると伺って興味を持ちました。会社に認められることが前提ではありますが、遠方のため通勤が困難な場合には会社が部屋を借りてさらに家賃の一部を補助してくれる借上独身寮の制度があるので、地方出身で就職する人も少なくありません。実際、同期入社16名中、4人が私と同じく出身地も大学も地方の人でした。

学生時代の専攻分野や目指していた業界

機械系学科で自動車工学を専攻。電車や自動車など、人々の足となる交通機関に関連する仕事に就きたいと考えていました。

現在の部署で担当している業務

秋吉 崇充

仕事は、フィールド機器の筐体設計です。信号機はもちろん、駅ホームの表示器、線路脇のインピーダンスボンド、ユニットを実装する装置の筐体設計などを担当しております。機構プロジェクトでは個人ごとに決まった担当製品があるわけではなく、誰がどの鉄道会社のどの装置にも対応できるようになっています。仕事の流れは、(1)当社のハード系部署がモーターやユニットに使う電気部品を決定し設計を行う、(2)JISや当社独自の工業規格をクリアし、設計図通りの電気部品が入るように箱(筐体)を設計するという手順で行います。

設計の際に心がけているのは、「その製品がどんな環境の現場に設置されるのか」を常に意識し把握することです。フィールド機器はその多くが屋外に設置される製品なので、雨風、真夏の暑さ、冬の寒さ、ゲリラ豪雨、海に近い場所なら塩害による錆対策などの条件により、お客様の要求が大きく異なります。また駅舎内にある空調完備の機器室に納める製品の場合でも、万が一を考えてケーブルの被覆カバーをネズミが嫌がる素材にしたり、かじられても鉄芯は保護される構造にするなどさまざまな工夫が必要になります。さらに当社の製品は、納品後10年以上、場合によっては20以上使用できるメンテナンスフリーの製品が多いため、将来の改修や交換の時に作業がしやすいか否か考慮して設計するのも大事なことの一つです。

入社以来、一番記憶に残っている仕事があれば教えてください。

秋吉 崇充

入社2年目に初めて一人で全てを担当した、駅ホームに設置する表示器の設計です。新規製品で当社の検査工程も多く、納期までは一年を切るくらい、設計期間は約2、3カ月、基本アイデアをまとめるには3週間しかありませんでした。そんな状況下で電気設計を行う部署や筐体を製作する板金会社と相談しながら実際に筐体を作ったら、かなり大きいサイズに。鉄道会社に経過報告したところ「もっと小さくこれくらいの大きさで」との要求があり、それを受けてサイズダウンのために形状を工夫したところ、板金会社の担当の方には「こんな形のものは作れない」と言われたり…。先輩社員に相談しながら「過去に製作したこれを応用すればできるはずです」と一生懸命に説得・交渉するなど試行錯誤して、最終的には納期ぎりぎりで無事完成にこぎつけました。それが実際に駅ホームに設置された時は嬉しくて、会社からの帰宅途中にわざわざ納品先の駅まで見に行き、写真を撮って故郷の両親に送りました。親もすごく喜んでくれたことを覚えています。

技術職(メカトロ)として、大同信号で働くやりがいを教えてください。

お客様が求める仕様、JISや当社の工業規格など抑えるべきポイントは厳しく確認しながら、自由度の高い部分は、鉄道会社や利用者の視認性や使い勝手を考えながら、自分ならではの創意工夫やオリジナリティを発揮してモノ作りが行えることです。

技術職(メカトロ)を目指す学生へのメッセージをお願いします。

メカトロ系部署の設計のほとんどは3DCADで行います。学生の時にCADを学んでおくと、すんなり仕事に入っていけるかもしれません。残業が多くて大変な時もありますが、人々の命を守る責任と自分で担当を持って製品を設計するやりがいはそれを大きく上回ります。

1週間のスケジュール